こじらせ部屋からの脱出

おもに体型・ファッション・恋愛・気の持ちようについて

【書評】「LINEの答えあわせ」読んだけどあいにく住む世界が違いましてね

「LINEの答えあわせ 男と女の勘違い」という本を読んだ。

 

「 東京カレンダー」の連載の書籍化とのことで、LINEというコミュニケーションアプリへの苦手意識から手に取ってみたのだが…まあ以下概要ごらんくださいまし。

 

概要

『東京カレンダーWEB』の人気No.1連載が待望の書籍化。
LINEメッセージのやりとりの裏には、さまざまな思惑が隠れていた!
男側と女側、二部構成のショートストーリー34話で、「距離感が妙に近い“久しぶり"LINEに冷める」「何気ない話を覚えていてくれたことに感激」など、メッセージの裏で揺れ動く男女の心理がまるわかり。
既読になっても返事が来ない理由とは!?
誰しも「そうだったのか! 」と頷けるストーリー展開で、コミュニケーションの大事なポイントが学べます。

 引用URL:https://www.amazon.co.jp/

 東京の街で出会った男女がLINEで交わすコミュニケーションを、それぞれの目線から読める本。自分では問題ないはずだったメッセージが異性にどんな受け取られ方をしたか、どんなときに異性が冷めたりうっとおしく感じ始めてしまうのかを存分に学ぶことができる。男性→女性アプローチ(の失敗例)が多いが、逆パタンももちろんあり総じて勉強になる。

…勉強になるんだけど、舞台がいかんせん「東京カレンダー的」で、縁ねーよそんな展開…などと僻みつつ以下内容を一部ご紹介。

 

個人的要約

案外ささいなことで冷めちゃうものみたいね。以下シチュエーション別。

連絡先交換後

・まず即日速攻連絡した方がいい。数日またぐとそれだけで相手には面倒さがでてくる。

・どっこいすぐ返事が来るから脈ありとは限らない

・合コンで女性全員に定型文を送っていると女性同士で共有されて馬鹿にされる。やめたほうがいい。誰もが自分は特別って思われたい。

話題

・いきなり年収の話しだすと引く

・疲れたアピールはうっとうしい

・「俺通信」はやめたほうがいい

誘い方

・待ち合わせに関して何度も質問されると鬱陶しい

・今から飲まない?は安く見られてる気がするから嫌

・「美味しい店」で誘うのは2回までらしい

LINEの作法

・スタンプを連発するのは鬱陶しい

・あえて返信遅らせるなどのじらしテクは鬱陶しい。ストレートに素直に言った方がよっぽどまし

他、どういうLINEに女性はグッとくるかなどのエピソードもあってためになった^^

感想

・東京カレンダーの連載だけあって、やたらとレストランの名前が出てきてかつ誘い文句として効果的に使われたりしている。女の子はその店が気になっていたとこだとか言ってデートに来てくれるらしい。そういうもの?ほんとに?笑

・じつは登場人物がいろんなところで再登場していて、人間関係が結構入り乱れているのは面白い。序盤のエピソードでぱっとしなかったあの人が…!みたいな。

・ところでそもそも六本木や西麻布や恵比寿や赤坂や銀座でディナーを食べることがないんだが。土俵が違うんですけどね、とぼやきがら案外楽しく読んだ。

・LINE のコミュニケーションはテクニックどうこうもあるんだろうけど、結局性格が出ているんだろうな。めんどうくさがりだったり臆病だったり、かまってほしがったり自分勝手だったり。人とかかわるときに何を大事にしているか、が透けて見えることがよくわかったので、そのことが自分には一番勉強になった。

 

一応覚え書きとして箇条書きにしたが、これだと当たり前のことばかりだな。ストーリー形式のほうがよほど学びがある本だった。きわめてライトな本であったため、疲れた日などに折を見て読み返そうかと。

 

以上、情報共有でした。