「一流の頭脳 BRAIN」を読んで【書評】
読みました。
すがすがしいほど1つのことしか言ってませんでした。ずばり「運動しろ」。しかしそのストイックさ、誠実さにとても湧きましたよ。以下覚書。
概要
最高峰の医学研究機関しか知り得ない、世界最新データ満載!秘められた脳の力を最大限引き出し、あらゆる能力を最大化する、究極の英知!
科学的エビデンスに基づきIQ、集中力、記憶力、創造性、認知力、長寿、抗疲労など、全てのパフォーマンスを強化する。
著者はスウェーデンのストックホルム出身の精神科医、アンダース・ハンセン。「科学的根拠なき話はできるだけ書かない」とはじめに(p6)と断りを入れ、参考文献もきっちり載せている、信頼できそうな方。
ではその脳のパフォーマンスを強化する方法とは……運動です。以下個人的要約。
個人的要約
Q. 脳のパフォーマンスを強化するには?
A. 運動をしよう。
Q. 運動するとどうなるの?
A. メンタルヘルスと集中力と記憶力と創造性に効果的だぞ。脳細胞が増えることもあるぞ。
Q. どんな運動をすればいいの?
A. 一番効果を実感しやすいのは45分のランニングを週に3回。また記憶力にはインターバルトレーニングがいいぞ。
(私見:体力もつけないならタバタトレーニング、筋肉もつけたいならジャーマンヴォリュームトレーニングがオススメ)
Q. そんなに頑張らないとだめ?
A. 歩くだけでも全然いいぞ。1日30分歩いてみよう。1歩でも多く動けばいい。
…以上、集約するとこんな感じ。あとは脳物質の仕組みや、どんなふうな調査が行われたか、その結果に対する考察などがいっぱい書いてありました。
まとめ
・運動をすればメンタルヘルス・集中力・記憶力・創造性などに効果的!
・心拍数のあがる有酸素運動をやってみよう!
・インターバルトレーニングやウォーキングもいいぞ!
感想
繰り返すようだが、この一冊はただひたすら「運動をせよ」という内容だった。ここまでブレない本はなかなかない。たいてい「たった3つの」とか言いながらおまけみたいな要素ががたくさんついてくるものだ。そのストイックさ誠実さに非常に好感が持てた。
本書が語るには本当に、運動をすればいい。心拍数が上がる有酸素運動がベストだが、歩くだけでも違うらしい。まず一歩を踏み出せ、と。今すぐ歩き出そう。
あと記憶力の話と関係するが、暗記モノは運動しながらやると効果的らしい。(運動後も可)。この本を読んで以来、人気のない昼間の住宅街で歩き読書をするようになった。通報されないといいな…。
以上、情報共有でした。