ちきりん著「マーケット感覚を身につけよう」まとめ【書評】
マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法 | ||||
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これから時代の流れの中で必要とされる「マーケット感覚」とは?
マーケット、というキーワードにピンとこない方こそ必読。
毛嫌いしてる人がいたらちょっともったいない、現代の現実に即した良書です。
要約
この本のテーマは
「モノの価値を見極められるようになろう
そのためにまず自分のモノに対する価値の感じかたを磨いていこう」
インターネットに代表される垣根を取っ払う流れによって、
これまで守られてきたものが市場に出されることになった。
コネが通用しづらくなり、人・モノの序列は市場価値でどんどん再構築される。
そんなこれからの市場化された社会では知識より「マーケット感覚」が問われる。
マーケット感覚って??
社会や人が動く根源的な仕組みを理解する能力
→その根源は価値を見極める力
今は目利き力などにも価値が認められる(まとめやインフルエンサー)。
それは特別な能力ではなく、普通の人こそ持っているもの。
なぜならユーザーの大部分もまた普通の人であるため。
普通の人のことは普通の人が一番わかる!
マーケット感覚を身に着けるための5つのポイント
1 値付け(プライシング)能力を身に着ける
モノに対して自分の価値観で値付けする
対照となるのはコスト感覚で、かかる値段や原料からつみあげていく。
2 インセンティブシステムを理解する
人の言動の背景となる要因、それが言動につながるまでの仕組みのこと
これを身に着けるには、まずは自分の欲に素直になること
3 市場で評価される方法を学ぶ
4 成功と失敗の関係を理解する
5 市場性の高い環境に身を置く
終わりに
世の中の流れに即した、バッサリストレートな意見が目白押しでした。
たしかに就活も旅館も小売りのなんでも、どんどん戦いのフィールドが広がってますもんね。
地域でNo.1目指せばよかったのが、全国レベルでどのくらい価値を感じられるかってのをユーザー側も気にするようになってます。
これは全然悪い話ではないそう。むしろコネのない人でも戦えるってことでもありますからね。
仕事で即活かせるスキルとかじゃなくても、今学んでおけてよかった考え方がぎっしりでした。
まず僕がやることとしては、誰かがつけた思い込みの価格を頭から追い出して自分なりの値付けをする遊びから始めようかな。