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【書評】「没頭力 『なんかつまらない』を解決する技術」さえあれば毎日たのしいぞマジで

読みました。

超よかった。以下個人的まとめと感想。

 

 

概要

なぜ、この人はいつも楽しそうなのか。それはいつでもすぐに没頭することができるから。

人生におけるラスボス「なんとなくつまらない」や「うっすらとした不安」に立ち向かう方法。その答えは没頭力だ。
「ワクワクして目が覚めて、夜満ち足りて眠る」=「人生を上機嫌で過ごす」ための没頭する技術を、倉本美津留さん(放送作家)、斎藤環さん(精神科医)、原井宏明さん(精神科医)、桜井政博さん(ゲームクリエーター)、石川善樹さん(予防医学者)ら没頭の達人たちととことん突き詰めました。

誰でも簡単に身につけることのできる「没頭力」、教えます!

【目次】
はじめに 「なんかつまらない」と思っている人たちへ
1 「没頭」を定義する
2 「没頭」の仕組み
3 「没頭」できる体を作る
4 「没頭」するテクニック
5 「没頭」を味方につける
あとがき

(引用URL:https://www.amazon.co.jp/)

著者はニッポン放送アナウンサーの吉田尚記さん。前著「なぜ、この人と話をすると楽になるのか」 もすごいよかったんで好奇心で読みました。この著者の本って、コミュ障的な側から同じ目線で、話し言葉で書かれていてむちゃくちゃ読みやすいんですよね。

あと個人的にはむかーしニコニコかなんかで聞いた有楽町アニメタウンってラジオで声優田中理恵さんとやってたツンデレ機構ってコーナーが当時すごい好きでね、早稲田学祭のイベントにも行って生で拝見したりもし、なじみと思い入れのある方なんです。

そんな著者が世の中の「なんかつまらない」を解決する方法をわかち合う一冊。かいつまんで紹介しますね。

 

個人的覚書

著者の主張は?

人生の究極の目標は「上機嫌でいること」。著者は大学時代のモラトリアム期に「なんかつまんない」状態だったが、いまはいつもワクワクして上機嫌。なぜかって考えると仕事での「没頭」があった。みんなも「なんかつまんない」んなら没頭というモードをスキルとして身につけるといいよ。

 

没頭って?

我を忘れるほど夢中になって集中して、いつのまにか超時間すぎたりしているあのモード。フロー状態とかゾーンに入るともいう。

 

没頭が「なんかつまんない」を解決するの?

できるっぽい。
ポジティブ心理学者の世界的権威マーティン・セリグマンは幸福の要素に「快楽」「意味」「没頭」を挙げた。

このうち快楽(うまい、気持ちいい)とか意味(役に立ちたい、承認されたい)は慣れや飽きがきやすい。くらべて没頭は上機嫌でいられるし、誰にも奪えない。

 

没頭なんかしてていいの?

むしろすごいいい。
没頭している状態はパフォーマンスが段違い。成功が目的じゃないけど、なんだかんだ結果を残すのは夢中になってやる人。

いやなことイヤイヤやってる人よりパフォーマンス高いのは間違いない。

 

どうしたら没頭できる?

重要な要素は3つ。フィードバックが即出て、自分次第で(まわり次第でない)、難易度的にちょっと背伸びすること。

このへんは本書に詳しく載っているのでぜひご覧ください!

 

個人的効果と感想

プログラミングに前向きになった

仕事中にできて、今後も役に立つうえに没頭もしやすいなんて最高なのでは?と。以前からちょいちょいマクロとか触ったりしてたんだけど、「いまさら上級者には絶対かなわないよな…」と一歩引いて、腰を落ち着かせることなく接してました。

でも人より優れることが目的じゃなくて、ただ俺が上機嫌に過ごすためにやっていいなら。そう考えて、最近は極力他の仕事をチャッチャと終わらせてVBAやGASを書いてます。これがやるたびどんどん楽しくなってきて、週末までが短くなってきた。感謝。

この人は没頭できてるかな?と考えるようになった

自分が没頭に足をつっこみ始めてから、仕事のチームメンバーが没頭してやれてるかな?というのも意識するようになりました。もしみんなが没頭してやれてたら、パフォーマンスもどんどんよくなってくだろうし、月曜日もそこまで憂鬱じゃなくなるかもしれない、と。それはとてもいいことだなって。
ほんと誰もが夢中になって仕事やれて、プライベートを楽しめる経済力さえあれば、世の中全体がもっと上機嫌になりそうだよなあ。

 

一方プライベートでの没頭先はまだ探し中。ニコ生やツイキャスのような生放送配信もいいらしいけど、提供するコンテンツがあまりない…。

 

ヨッピーはやっぱすごい

この本ほんと読みやすいんです。ツイキャスやニコ生で配信した内容をまとめたというだけあって、伝わる話し言葉で書かれているんです。一方で書き方はある程度論理的というか、やっぱりまず没頭の定義から初めてくれるのは読んでてとてもしっくりくる。読む人の夢中を後押ししてくれて、実生活にも即役立たせることができる、「なんかつまんない」人に今すぐ読んでほしい一冊でしたよ。

 

以上、かんたんですが情報共有でした。