社会人として本当の本当の本当に必要なスキルとは?大事な順に3つだけ。
春です。
新たな環境に飛び込むにあたり心機一転、「社会人として」勉強しようと意気込む方も多いですよね。
頑張りたい気持ちがムクムクわいてきて…
いろんなことを勉強して成長して評価されて…
そんな期待を抱く気持ち、わかります。
でも、何から始めたらいいんでしょうか?
本でも読んでPDCA、報連相、マーケティングのフレームワークについて勉強でもしたらいいのかな?
先に伝えたいこと
もしあなたが読書などを通じて手当たり次第勉強しようとしているなら、それらの書籍の99.9999%はまだ早い。
そのことに気付かずに本の海にダイブすると、いつのまにやら…
本を読むことに夢中になり、
本を読んで成長した気になり、
何か偉大なことを成し遂げたつもりになって、
何もせず、変わらないままままになってしまいます。
本を読むより大切なこと
大事なことは何が変わって、何をするか。
小難しい本を読むことも大事だけど、先に自分を成長させるプロセスを確立させることが必要なんです。
それこそが、社会人として本当の本当の本当に必要なことです。
ここではその重要なことを、上から3つだけご紹介します。
社会人として本当の本当に必要な3つのこと
それは
・自分で考え、整理し、考え抜くこと
・知識の不足分を外から吸収して実行すること
・目的と優先順位を決めること
です。
あとのすべてのことは、必要だと思った時に調べて学べばいいです。
つまりこの「必要なこと」は成長するプロセスの前提をいかに高めるかということです。
順番に説明します。
自分で考え、自分で考え、整理し、考え抜く
これから、頭に浮かんだちょっとした疑問から重要な問題まで、さまざまな選択肢があなたを待っているでしょう。
知っておいてほしいのは、
あなたのことを一番よくしようと思ってくれるのはあなたで
あなたの選択に一番責任を持てるのもあなた
ということです。
他のどんな頭のいい人にも親切なやさしい人にも、あなたより本気であなたのことを決めて、その結果に対して責任を取ることはできません。
だから、自分の思考力を鍛えることはすべての大事な前提になるんです。
自分なんかがどれだけ考えたって…
って思うでしょうか。その気持ちはわかります。
でも、ほんとうにそうか?
実は考え方や考えのまとめ方がわからないだけじゃないのか。
頭の中をクリアに整理する方法さえわかれば、自分の力でどんどん考え抜いて突き進めるんじゃないか。
伝えたいのはその方法です。
それがこれ。
ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング | ||||
|
A4紙にボールペンで1分間に考えていることを箇条書きにしていく、
それだけを頭がクリアになるまで続ける、という思考整理法を紹介した本です。
これが最適解。
こればっかりはやらないと一生わからない。一週間続けたらわかります。
今まで頭の中を散らかしていた浮かんでは消えての思考が一気にクリアになります。
考え事はどんどん解決に向かいます。
人に話すより気兼ねなく、0までスッキリして次に進めます。
さらに自分の考えたことが紙という媒体に蓄積されていきます。
まずはこの本一冊だけを読み、A4紙とボールペン(Vコーン)をしこたまストックすることをお勧めします。
(もしこのメソッドが続かなければ、少しでもいので日記を書きましょう)
このメソッドで頭の中をクリアにする方法がわかったら次です。
自分に足りないものをインプットして実行する
人間社会で生きていこうと決めたらある程度の競争は避けられません。
誰もが自分の価値を高めて、差別化していく必要があります。
そのために知識を身につける、そのためにたとえば本を読む、というのは自然な流れですね。
たぶんある程度のモチベーションか見栄みたいなものは誰しも持っています。
多少の差はあれど、誰もがそれぞれに本やまとめ記事読むなりして勉強しているんだと思います。
問題になるのは「読んだ後何も変わらない」ということが、非常によくあるということ。
変われない人がたくさんいるということです。
たぶん自己啓発本の類が役に立たないと非難される理由の大部分がそれ。
「読んで、やった・変わった・成長した気分になってしまうこと」が問題なのです。
だからぜひ最初から持っておいてほしいのは…
インプットしたことを行動に起こすまでをセットにする
ということ。
あるいはインプットする前に目的を決めて、やり方がわかったら即実行してフィードバックを得ながら自分のものにしていくこと。
これができるかどうか、インプットをアウトプットに生かし続けらるかどうかが
成長している 気がするだけ と
実りある成長 を分ける最大要因です。
著者が偏って恐縮ですが…
アクション リーディング | ||||
|
おもに
・読書がなぜ大切か
・効率のよいインプットの方法
・読書する前に目的とアウトプットを決めることの大切さや方法
が説明されています。
いい歳してこれができない人なんていくらでもいます。
今からできれば間違いなくあなたは飛びぬける。
インプットの準備OK
これで、
自分の頭で考える準備と
インプットとアウトプットの両輪を回す準備ができました。
ここでようやく最初のインプットをはじめましょう。
目的と優先順位を決めること
なんでそれをやるの?
ってことを意識するということです。
この当たり前のことが頭から抜けて、
目的の優先順位がとっちらかり、
手段が目的になり、
目指す場所を見失います。
目指すべきはいつも理想のゴールです。
まあひょっとしたら会社員なら上司の命令で「目的もわからずやりはじめる」ということもあるかもしれません。(僕はよくあります)
それでもあなた自身はゴールはなんだっけ?という疑問をもち、自分なりに設定したゴールに向かってアクションし、都度依頼人と確認しながら方向修正していく必要があります。
言われたから、とかなんとなく、で進めた作業がすごい勢いで道を誤り、大幅に時間をロスするのはよくある話です。
何もわからないときでも「なんでこれやるんだっけ?」の問いは失わないでください。
7つの習慣-成功には原則があった! | ||||
|
第2の習慣にて、「目的」に関する重要な説明がなされています。
この記事よりはるかにわかりやすいです。
「社会人として」という枠組みにとらわれず、これからの人生の
目的ってなんだっけ?
どんな人になりたいんだっけ?
ということはなるべく早く問い始めておいたほうがいいです。
結局あなたがどうなりたいかが肝心で、あとのモノやカネは手段にすぎません。
そして企業で働くというのは、その手段であるカネを得る手段にすぎません(基本的には)。
ほしいものも大事なものもたくさんあるでしょうが、その目的と手段の主従関係を見失わないでください。
そのほか7つの習慣には
・結局全部自分しだい。自分の影響を及ぼせる範囲で最大限やること(第1の習慣)
・目的に合った優先順位で行動すること(第3の習慣)
など超絶大事なエッセンスがこれでもかと詰め込まれています。
超著名な自己啓発書だからと毛嫌いするのはあまりに惜しい、「結局大事なこと」の集大成の一冊です。
この本に書かれたことをまず最初にインプットして、あとは自分の目的・理想に向かってどんどんインプット・アウトプットしていきましょう。
まとめ
・自分で考え、考え抜くこと
→ツールとして「0秒思考」
・知識の不足分を外から吸収して実行すること
→指針として「アクション・リーディング」
・目的と優先順位を決めること
→教科書として「7つの習慣」
を社会人に本当に必要なこととしてご紹介しました。
おわりに
書店の本棚を眺めるとすさまじい数の「役に立つ本」「ハウツー本」があります。
キャッチ―なタイトル、面白い見出し、どれも役に立ちそう。だけど…
あまりに膨大な量のことを学ばなくちゃいけない感じがして、だんだん気が遠くなってしまいませんか?
(僕はそうです)
でも学んで身に着けるってことは、「できるようになる」というより「前提になる」ってことです。
「当たり前」になっていくってこと。
だから一つ一つ自分なりに「当たり前」を増やしていけば、そんなにつらくなることはことはない。
大丈夫。いっしょにいろんなこと学んでいきましょう。
ー楽しいことは、これからはじまりますよ。ー
~CLALLAD より 伊吹風子~