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【書評】「潜在意識をとことん使いこなす」はそれでも自分を変えたいすべての人に

潜在意識をとことん使いこなす | C・ジェームス・ジェンセン, 大沢章子 |本 | 通販 | Amazon

読みました。

自分の生活の無駄を減らすために「無意識」の勉強をしようと
手に取った本だったのですが、
最近読んだ本の中では断トツ抵抗がありました

「奇跡はあなたの身にも起こる」
やめてくれ…
「祈りはすべて現実になる」
ううううう
「超意識は全宇宙の知識を動員し…」
ぎゃあああああああああああ!!!ああああああ!!!!


持病のスピリチュアルアレルギーにのたうちまわりながら読み進めました。

この記事では、本書のスピリチュアルな魅力を大幅に減じることを覚悟で
できるだけ簡潔に概要を記述します。

大丈夫、理屈派のあなたでも「プラセボ効果」を知っているなら、きっと理解できます。
※プラセボ効果=医療においてニセモノの薬を処方しても薬だと信じ込むことによって何らかの改善がみられる事

概要(amazonより引用)

潜在意識は今この瞬間も、あなたからの「指令」を待っている!すべての答えは、潜在意識が知っている。望むものはみな、潜在意識がもたらしてくれる。J・マーフィー博士に学ぶ、「意識」と「無意識」を上手に操り、人生を逆転する方法。

おお、めまいが…

超要約

f:id:mw-matrixa:20170210230604j:plain(うまい)

人の心に潜在意識という領域がある。
潜在意識は記憶を蓄積する。感情や習慣を含めて。
潜在意識は自分で考えてる自分のイメージ(自己イメージ)を実現する
自己イメージは、自分の言葉や心の声で形作られている。これまでもこれからも

なのでこうなりたいという理想・目標を決めて
すでにそうなっている自分についての言葉をしゃべり(アファメーション)
その理想の状態をクリアにイメージし、
そのときの感情を呼び起こせば
潜在意識はそのことを記憶し、自分の行動を変えてくれる。
潜在意識に聞かせる言葉を変えれば自分を変えられる!

つまりどうしろと?

つねに実現したい事・ポジティブなことをしゃべろう
「できない」「嫌い」「不安」じゃなくて
「なんでもできる」「好き」「いけてる」「健康」を選択して考えよう。
ネガティブなことは意識的にシャットアウトしよう。意識は門番。

なんで?

潜在意識は事実かどうかの判定をしない
本人が真実だと思い込むことをそのまま受け入れる。なので
「ぼくってどうしようもないデブだな」って繰り返し言えば
潜在意識はその人がデブになるようフル活動し
「ぼくってなんてシャープでスリムなボディ」って繰り返し言えば
潜在意識はその人がシャープでスリムなボディになるよう働く
ということ。
今までもこれからも、心の中で常に考えてることが結局そのまま実現してるってこと。

おわりに

繰り返しますが、本当にこの本苦手でした。

それでも読み終えた今、
自分を変えたいという人にはぜひ読んでほしい一冊です。
「今の自分が納得できるか」を超えて
「自分の理想になんとしても近づきたい」という
切実なモチベーションがあるなら。

さらに個人的には、

生まれてこの方自信がなくて、
自分が嫌いで、好きになれる意味がわからなくて
誰にも理解されない(という孤高ぶりっ子)
いつも不等な扱いを受けてきた(という被害者意識まみれ)
幸せになれる道筋が見えない。

そんな人に読んでほしいですね。
他人とは思えないので。

合う合わないはあるでしょうが、きっと納得できる部分がたくさんあります。
食わず嫌いには惜しい劇薬かと。ぜひご一読を(^^)