【書評】「全米最高視聴率男の『最強の伝え方』」個人的まとめ
読みました。
覚え書きもかねて概要と感想をご紹介。
概要
“どうしてもうまく伝わらない”をがらりと変える
ゴールデングローブ賞、エミー賞、ピープルズ・チョイス賞、全米監督組合賞を総なめにし、ドラマシリーズ『M*A*S*H』で全米最高視聴率を獲得した、俳優、監督、脚本家のアラン・アルダが、聴衆の、そしてあの人の心を動かす伝え方を語る!
ベテラン俳優の経験知と、サイエンス・コミュニケーションの最新知で、
「ほんとうに伝わる」方法を科学する。NYタイムズベストセラー!(引用URL:https://www.amazon.co.jp/)
著者のアラン・アルダ氏はなんと俳優出身。(ER緊急救命室とか出てたんですね)
しかもその演技の訓練として行われる「即興」がコミュニケーションの鍵となりそうだとか。
ではここからは私の個人的要約。著者の意見からは乖離する部分もある点ご了承ください^^;
個人的要約
Q1. 最強の伝え方とは?
不明。またTIPS(小手先テクニック)の類は役に立たないとは著者の弁。
ただ最高に伝わるとしたらそれは機械じみた理屈ではなく、情動と共感をもった関わり合い方によるものだろう。
Q2. 関わり合うとは?
ここでは相手によって自分が影響を受けることを受け入れること。
Q3. 共感ってどうやるの?
相手の感情の動き(情動)を自分の中に受け入れること。
そのためには五感で相手を感じ取ること。
そのとっかかりとして、まず相手の表情やジェスチャーをよく見てトレースすること。
Q4. 共感の上達方法は?
著者もやっていた「アドリブ劇」や、その練習に行われる「ミラーリング」が効果的とわかった。
Q5. ミラーリングって?
ここでは心理テクニックのようなものではなく、ペアになり相手のスローな動きに完全に同時に動けるよう互いに合わせること。
(そんなん無理だろって思ったが、ゆーっくり続けるうちにできるようになるらしい)
Q5. ミラーリングができない場合は?
相手の表情を読み取り、その人の情動に名前を付ける(ラべリング)のがトレーニングとして有効とわかった。
また相手の動きや変化に気づこうとするだけでも違ってくるらしい。
もっともこれらもあくまで小手先でなく無意識に自然とできるようになる必要がある。
また情感豊かな小説(e.g. プルースト)の類も役に立つ(が著者は読まない)。
Q6. 情動に働きかけるには?
ストーリーを語ること。理屈でなく、困難や逆境に立ち向かう人の情感あふれるストーリーにこそ人は引き付けられる。
ストーリーには「読み手の知識重なる部分」と「引き付ける要素」が不可欠。
まとめ
・相手の表情やジェスチャーから情感を読み取る訓練をしよう
・伝えるには理屈でなくストーリーを語ろう
感想
・「最強の伝え方」はわかんなかったな…
・でも諸研究結果の引用の仕方がバイアスを避けるよう留意されていて好感がもてるね
・ストーリーを語るのが大事なのは知ってる(ができない)
→小説やストーリーの解析本でも読もうかしら
以上、簡単ですが情報共有でした!