こじらせ部屋からの脱出

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30代半ばの独身女性とサイゼ行ってきた

表題の通り、30代半ばの独身女性とサ○ゼリアに行ってきた。

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こちらの記事で書いた女性と同一人物。

www.m-w-matrixa.com

ここでも仮名をNさん(35歳)としよう。

 

あれからしばらく職場ですれ違いもせず話もせずLINEもしない、関わりゼロの状態だった。元々そこまで強いつながりは無かったし。
先日また退勤のタイミングがかぶったので挨拶しながら顔を見ると、目に見えてやつれていた。

とにかく寝れない、食事ものどを通らない、一人で部屋にいるとさみしくて将来が不安で恐ろしくてつらいのだという。

つらい、くるしい、さびしいのリピート、その構ってちゃんぶりには辟易したものの、前回と比べると目に見えて体調を落としている。
さすがに心配になったので、サイ○リアで話を聞くことになった。この記事はその報告。


 

前回のあらすじ

職場の女性Nさん(35歳)は適齢期にもかかわらず結婚すると思っていた彼氏と別れてしまった。
焦りを感じて出会い系でいろんな男性と知り合ってみるものの、何人会ってもどうもピンとこない。
俺はそれを、男性を裁き選ぶ側だった美人なNさんのプライドの高さに原因があるのではないかと感じたが、黙ってうんうん聞いていた。

 

Nさんの近況

生活の様子を聞いていると、全然寝れなくて野菜どころか食事も満足にとれなくて身体を動かす気も起きないらしい。ついでに瞑想は知らないときてる。

これは早急に改善する必要がありそうだ。まずはうんうん話を聞く。

話を聞いてほしい

誰かに話を聞いてもらえると気持ちが持ち上がるらしい。
しかし最近友達はみんな忙しくて会ってくれないのだそうだ。旅行の予定もドタキャンされてしまったのだという。

たしかに、この調子で長期間暗い愚痴を聞かされるのを想像したら、俺も途中から避け始めてしまうかもしれない。今聖人ぶって話を聞いていられるのはそれがほんのたまの事だからだ。
ていうかこういう構ってちゃんって男性より女性から嫌われそうなイメージあるけど、大丈夫なのかほんと…

 

安心できる彼氏がほしい

もう結婚もいいから、とにかく彼氏がほしいとのことだ。
彼氏がいたころは今よりずっと気持ちが安定していたしよく眠れていた、その状態がいいのだという。


いや、それならいよいよ相手に困ることはないはず、Nさんは控えめに言っても美人の類だ。

だが、実際はやはりそうじゃなかった。
出会い系で知り合った人とのエピソードはすべて「いい人なんだけど…」で始まり、続く話しぶりからは、やはり男性を裁く側の視点しか感じなかった。LINEの返事が遅い、リアクションが薄い、住まいが遠い、面白いしいい人なんだけどアレがコレが…

Nさんにとって、今さら視点を下げること、主導権を引き渡すことは難しいのかもしれない。恋愛ゲームの難易度は上がるばかりだ。

あとLINEのルールは俺から見ると非常に厳しく、返信が遅い男はそれだけでイヤ。ついでに会話は自分から切りたいようだ。めんどくせえ
なんでも自分が返信遅いときは「かまって?」みたいなスタンプを送ってくる元彼がカワイかったらしい。
俺だったらそんな男ブン殴りたくなる。人それぞれだね。

 

Nさんは変わりたい

そんな共感できない愚痴が続く中、しびれを切らせて訊いてみた。

てかNさんって結局どうなりたいんですか?と。


するとNさんは

「ほんとうは、自分を変えたい」と言った。

「一人でも楽しく生きていけるようになりたい。
 自由を気楽に満喫できるようになりたい。
 友達はみんな一人でも全然不安げなく楽しくやっている。自分もそうなりたい」

と、さびしがり屋かまってちゃんの、LINEが1日来ないと許せない、彼女は言うのだ。


それを聞いたらちょっと熱くなってしまった。
俺は、自分を変えたい人、とくに自立したい人にめっぽう弱いのだ。

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ここでサイゼのマーク

俺はNさんを変えられないけど

我慢できずにアドバイスを開始する。

睡眠

まず寝れない→プレッシャー→不安→寝れない…のスパイラルが一番まずいので、気軽に取り入れられる安眠法を紹介した。
もっとも彼女は睡眠薬を服用した期間が3カ月以上ある、ある程度切実な不眠症らしいので本当に気休め程度だが。
(後日聞いたところ、その日の睡眠時間はふだんより2時間ほど増えたらしい。何が効いたのかは不明だ。あるいはただの気遣いかもしれない)

瞑想

マインドフルネス瞑想を紹介した。
丁寧に、かつキャッチーに説明したつもりだが、キョトン…としていた。なんかやばいやつを見る目だったおそろしいおそろしい…

 

環境をコロコロ変えてみる

とにかく一人で自分の部屋にいるのがいちばん不安とのことなので、環境を変えることを勧めた。
まずは実家の両親に会って話して、世話になってみること、それがどうにもしづらかったら試しに安くてきれいなビジネスホテルに泊まってみること。
つらい感情と環境が結びついていると、それが慢性的な高いカベになることがある。試す価値は十分ある。

 

ひとり上手のセンスを磨く

最後に、彼女の不安は「一人で生きていけないこと」だ。どれだけ友達がいようが彼氏がいようが、その人たちに構ってもらえなければそれだけで不安になる。

ではなぜ一人で生きていけない気がするのか?
「周りの友達は一人で全然平気、楽しい!って人が多くて理解できない」と彼女は言う。
そう、彼女は一人でやることがないのだ。これまでを充実した人間関係に依存して過ごしてきたのだろう。

ならすべきは「Nさんが何が好きで何をしたい人か知ること」だ。
それはすぐに見つかることではないが、その探すこと自体を楽しめればあとはどんどん回りだす。

そこでオススメしたのはやはり図書館の見て回ることだ。
彼女は活字に強い人ではないそうだが、背表紙や目に楽しい図鑑を見るだけでも気づきがあるだろう。
そこにはあらゆるジャンルの知識が、入門・専門の様々なレベルで十分に蓄積されている。その中では自分の好きなこと、惹かれること、興味ゼロなこと、目に入れたくもないもの、いろんなことが見つかるだろう。

あるブログで「センスとはインプット量」だと教わった。


それが正しいなら自分を楽しませるセンスとはまず広く浅くさまざまなジャンルの知識をインプットして、そこから自分の好みを選び取ることだ。五感を使って自分の「好きなこと」に対する感度をあげるのだ。
この探求の作業自体非常に楽しいし、その後の生活の充実度に大きくかかわってくると思う。

以上、絶対やってほしくて熱く語ってしまったが、彼女は少しでも実践してくれるだろうか。

 

しくった

会話の最中に、ついうっかり盛り上がってブログやってますって話してしまった。
すると「えっそれ見たい!それがいま一番興味ある笑」と言う。

ぜってー嫌だ!あんな記事こんな記事書いてるからな。
www.m-w-matrixa.com

↑あんな記事

見つけてみろよ ハンターだろ?と煙に巻いてきたが(伝わらなかった)、見つかったらほんと気まずい。Nさんは絶対見つけると意気込んでいた。見つかりませんように…

 

結局

Nさんのメンタルが参ってるのは依存度の高い構ってちゃん体質のためだ。

世の中のちゃんとした人の多くは、一人で生きていける人と一緒に生きていきたいんですよと、やっぱり今回も言えなかった。

それでもこの日伝えたアドバイスが、彼女の安らぎの一助になれば幸いなんだがどうなるだろうか。のちの近況を待つ。

 

☆募集

Nさんのことをもっとよく知りたい男性を募集します!
いやほんと美人だし家事も大概できるってよ。結婚はさておき、安心できる彼氏がほしいとのこと。さんざんディスってごめんね…
さみしがりの女性が好みな方はお気軽にツイッターやコメントでお知らせください!

募集要項

・東京在住 男性

・定職についている

・35~45歳

・LINEの返事がはやい

・会話好きで聞き上手

 

以上、情報共有ならびに彼氏募集(?)でした!